2月26日(金)
フレグランスジャーナル社主催の「脳と匂い」の講座を受講しに飯田橋へ。
テーマは脳疲労、認知症、老化。
脳をトレーニングするという話題は最近盛んですが、
まだまだわかっていないことが多い分野。 そして五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)の中で、解明されていないことが一番多いのが「嗅覚」。 この2つが合体しているテーマ。
講師は千葉大学大学院工学研究科教授の外池光雄先生。
いろいろと興味深いお話を聞かせて頂きましたが、
匂いの認識はどうやら前頭眼窩野の2ヶ所で行われているのではないかということがわかってきたということ、
匂いの濃度の認識にはどうも嗅球にある細胞が関わっているようだということ、
そして、認知症、なかでもアルツハイマー病の前段階に嗅覚の低下がみられる、
という3点がとても印象に残りました。
そして、外池先生が嗅脳の位置が脳の一番奥深くにあることに何かしらの意味を感じていらっしゃるということに、僭越ながらとても共感を覚えました。
嗅覚はまだまだこれからの分野ですが、今社会問題となっている認知症、キレる人たち、心の病いなどにとても重要な鍵を握っていると思います。
積極的に新しい情報を取り入れていかなくてはいけないと改め感じたセミナーでした。
最近のコメント