1月9日(日)
今日は「にっぽんの精油」講座4回め。ミカン科を取上げました。
精油は柚子、日向夏(土佐小夏)、山椒。
柚子の香りはお料理だけではなく生活の中で使われてきた、まさしく和の香りの代表格。
奈良時代には既に日本に入っていた記録があるそうなので、1300年以上日本人に親しまれてきているのですね。
グリーンフラスコさんのユズは精油は抽出法が蒸留法なので、主要成分であるリモネンの含有量は圧搾とあまり変わらないままで、でも光毒性のあるフロクマリン類は高沸点のため抽出されないはず。
抽出法により、それぞれメリット、デメリットはありますが日中使えるのは有り難いです。
日向夏(グリーンフラスコさんの商品は土佐産なので「土佐小夏」)は、同じ柑橘系でも、宮崎原産らしく太陽を感じる香りです。
どちらもリモネンから考えると胃腸の停滞時に有効、さらにモノテルペン系の炭化水素が多いので、肌に浸透しやすく、毛細血管に働きかけて血行を促進し身体を温めてくれます。
冬至に”ゆず湯”はまさに生活の知恵なのですね。
山椒はちゃんと香りを嗅いでみると、ナルホドミカン科だということを実感します。
リモネン、酢酸ゲラニル、シトロネラール、ゲラニオール、サンショオールといった主要成分からみると、抗菌、消化機能の停滞緩和、鎮痛、代謝アップなどいろいろに使えそうなのですが、
なにせ山椒の香りです。
(私は香りのアクティブイマジネーションでまず”うなぎ”がドンっと出てきました)
全身のオイルトリートメントよりも、下腿の浮腫やリフレクソロジーでのアプローチといった狭い部位に使うのが良さそうです。
香りはとてもパワフルなので、迷いを払拭したい時などは大きなサポートになってくれるはず。
さらに詳しくは、1月13日(木)にもう一度ある「にっぽんの精油」のクラスが終了してからということで。
本日は山椒の木のすりこぎ棒とゆずの種で作った化粧水の元(プルプル!)も見て頂きました。
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