今年から、「アロマテラピー エンジョイクラス」の枠を広げて、
心地よく過ごすために、きれいでいるために、
自然療法や日々の暮らしの中でできることを学ぶ「ナチュラルケアクラス」がスタートしました。
今回のテーマは「更年期」「春の肌」「ムクミ」の3つ。
この中から「更年期」についてクラスでお話ししたことを少し書いてみたいとお思います。
クラスでお話ししたのは、「10年かけて、慌てずゆっくりと身体をならしていきましょう」ということ。
私自身は仕事がらか、どんな変化があるのか「更年期」を少し楽しみにしていました。
「来るかな、来るかな」「来たかな、来たかな」「来たかも、来たかも」「来たね」そんな感じです。
「更年期」は次の60代以降に向けた準備の期間。
英語では「the change of life」という通り、人生が変化する時。
40年も続いてきたものを変えていくのですから、
慌てずゆっくりと。
でも、そのためには”知ること”、知識が大切です。
知ること、身体の声を聞くこと、そして楽しむこと。
それが「the change of life」、変化の時期の秘訣です。
「更年期」は特にサロンにいらっしゃるクライアントの方から悩みを伺うことが多いテーマです。
悩みとしては更年期という”イメージ”に対するものと、
実際に出ている”症状”についてのものに大別できますが、
まだまだ更年期に対する誤解が多いのが現状。
例えば「更年期症状」と「更年期障害」の違い。
そして「老年期障害」について。
そもそも「更年期」はいつ?ということも。
「更年期」はみな平等にやってくるのです。
私たち皆に「思春期」があったように、
18歳の次は19歳になるように。
私たちには、幼少期から思春期、成熟期、老年期という人生のリズムがあります。
このリズムにうまくのることが大事。
「更年期」は平均的な閉経年齢である50歳を境に前後合わせて10年間。
つまり45歳から55歳ころのこと。
もちろん、個人差があります。
ともあれ10年間です。
この10年、何のための10年でしょうか。
更年期の症状が出る人、出ない人、弱く出る人、強く出る人。
でも、症状以外にも注目しなければならないことがあります。
「更年期」は次の60代以降に向けた準備の期間。
女性は妊娠出産にふさわしい身体作りをするために、
約10年かけて準備をします(平均初潮年齢12歳に始まり妊娠するまでの期間)。
さらにそこから約30年、妊娠するしないに拘らず、
女性の身体は妊娠出産のための身体の準備とサポートを続けるのです。
月経は約40年間ずっと続けられてきたリズムです。
この期間、重要な働きをしてきたのが女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)。
特にエストロゲンのサポート力ときたら、ただものではありません。
骨、皮膚、コレステロール値、腎臓など身体のあちらこちらに働きかけて、”妊娠出産のために”身体を作り、守る役目があります。
さて、更年期の50代。
妊娠出産の役割から解放される年代です。
そのように身体は変化しているだけなのです。
ただ、40年も女性ホルモンの影響を受けてきたカラダ。
早々に対応できないことも多々あります。そうして起きるのが更年期の症状。
ホットフラッシュは有名ですが、実のところ多いのは意外にも肩こりだとか。
私たちができることはなんでしょうか。
意外かもしれませんが、大切なことはやはり「食事と運動と休養」。
いたってシンプルです。
更年期に合わせて、”これまで通り”を見直してみましょう。
更年期に大切なことは「老年期障害」がでないように準備すること。
食事のバランスはもちろん、代謝は低下するのでそれに合わせる。
クラスでお薦めしたのはお粥。
身体をここでいったん浄化する。解毒。
運動ではウォーキングはもちろん、足首の柔軟性を保つこと。
休養、実は婦人科の専門ドクターですら、更年期は「考え方次第」「捉え方次第」とおっしゃるほど。
更年期である50代は、女性にとって実は家庭的にも社会的にもストレスの要素が増える時期でもあります。
だからこそ、休養、ストレスリリースが重要。
ここで役立ってくれるのはアロマテラピー。
日頃は芳香浴や沐浴で、ときはサロンで全身のトリートメントを。
大きなサポートをしてくれます。
エッセンシャルオイルは身体に対して、そして心に対してのものをブレンドしてみましょう。
ハーブも取り入れてみたいもののひとつです。
そして何よりも「ときめき」が大事。
ときめきの対象はなんだってOK!!
ときめきは生命をイキイキさせる妙薬です!
「更年期」について、
40代後半になったら…、ではなくて、
もう少し前から、知識をつけておいてほしいなと思います。
次回の「ナチュラルケアクラス」は3月31日(土)です。
前回はキャンセル待ちになってしまいましたが、この日はまだ大丈夫。
鎌倉は春の花も咲きそろっている頃。お待ちしております。
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