03月27日(日)
長らくお休みをいただいていましたが、
今日からクラスを再開しました。
午前中は3月13日に開催予定で、延期になっていた「椿油講座」。
毎年、椿の花が咲くこの時期に開講しています。
椿油を採る椿はヤブツバキ。
ヤブツバキは日本特産なので、「椿」という漢字は当て字です。
「艶葉木」「厚葉木」「強葉木」からきた名前、
あるいは、朝鮮語のツバキである「冬柏」からきたとも。
「冬柏」の古音はTsu-Pak
クラスでは名前の由来、古来の使われ方や植物の特徴から始まり、
椿油に含まれる成分について。
まずはなんといっても85%ほども含まれる単価不飽和脂肪酸であるオレイン酸、
そしてその他の多価不飽和脂肪酸であるγ-リノレン酸や、最近明らかになってきている機能性成分についてお話をしました。
椿油を日常的に使うことで、保湿はもちろん、肌の弾力にも役立ちそうです
続いて、10年ほど使わせていただいてる伊豆大島の高田製油所さんでの椿油の採油=玉締め圧搾法について。
種子を集める〜ろ過までの各工程を説明して、実際に油が圧搾されて出てくる様子を動画でみていただきました。じゅわ〜〜〜。
このあと、伊豆大島で防風林として使われているツバキの林の様子を写真で見たり、
搾りかすの利用法などもお話をしました。
私の椿油との出会いのきっかけは、アロマテラピーに使う日本のオイルが欲しい!というところからでしたが、今や、仕事だけではなく、
調理に
スキンケア・ボディケア・ヘアケアに
道具の手入れに
となくてはならない存在。
特に食は身体の構成成分である脂質であることから考えても、”良質”であることは重要。
そんな意味でも欠かせません。
というより、何より、お料理が美味しくし上がるのです!
スキンケア、ボディケア、ヘアケア、語り尽くせません!
柘植の櫛、靴、バッグなどなど手入れにも椿油。
写真は以前の椿油の缶やビン。
ツバキの種子とともに見て頂きました。
「椿油講座」は今年はもう一度。4月1日(木)14.30-16.30にも開催します。
最近のコメント