3月27日(日)
この日の午後は3月19日(土)に開催予定で延期になった「にっぽんの精油」の講座の2回め。
日本の香り、日本の精油を毎回3種類ほど取上げています。
今日は北海道のトドマツ(北海道モミ)、日本特産のモミ、そしてヒメコマツ。
ヒメコマツは別名ゴヨウマツ(五葉松)と呼ばれて、盆栽でお馴染み。
アカマツやクロマツのように2葉ではなくて、5葉が一緒になっています。
学名もPinus parviflora で、種小名には「小さな花」という意味があります。
これまでと同様、イメージワークに続いて、植物の特徴、主要成分と主要成分の作用、そして使い方の考察を。
印象的だったのは実習で選択された精油。
当日の精油(エッセンシャルオイル)を自由に選んでいただいて、バスソルトを作るのですが、今日はヒメコマツの木の精油オンリー。
ブレンドなし。
今回の予想も想像もはるかに越えた地震と津波。それに伴って起こった原子炉の事故。
不安感をいたかずにはいられない日々。
心は拠り所を、安心や安定感を欲しています。
「木部」は植物である木にとっては支えの部分。
不思議なことに、木から得られた香りは人にとっても”支え”になってくれます。
「木」から得られた精油が選ばれるのは自然なことです。
必要な物資もまだじゅうぶんに届かない中、エッセンシャルオイルも、とはまだ無理なのでしょうけれど、こんな時にこそ、心の支え、そして感染症の予防のためにも室内芳香に使えたらと思います。
4月も「にっぽんの精油」の講座は続きます。次回は4月2日(土)です。
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