9月10日(木) 9月12日(土)
「カラダのことクラス」の2回め。
午前は「感覚器 嗅覚・味覚」を、午後は「神経系」の授業をしました。
「嗅覚と味覚」、とくに嗅覚は個人的にとても大切だと考えている感覚器。
なぜなら“たくましく生きる、たくましく生き抜く”ために重要な感覚器だと考えるからです。
今、特に若い人たちは、この土台が小さくなっていて、殊に視覚や聴覚に刺激が入り過ぎているために、とても弱々しいアンバランスな状態にあるのではないかと思っています。
そんな個人的な見解をいれつつ、構造、仕組み、働きなどをお話ししました。
味覚のところでは”よく噛む”ことの意義も少々。(詳しくは消化器系で。)
午後の「神経系」。
司令塔として最重要の脳だけれど、でもどうもつかみどころがない。わかりにくい印象がある脳ですが、とにかくいろいろな写真やイラスト、そして模型を示しながらお話ししました。
「ナルホドぉ」の声が嬉しい
毎回、1冊から数冊、お薦めの本をご紹介しているのですが、今回はNHKの「老化に挑む」という、5年前に放映、そして書籍化された本をご紹介しました。
最近気になっている脳トレ。
一部だけに偏った刺激が加わっている。
数年は良いかもしれないけれど、長い目で見るとどうなのでしょう。
私は疑問です。
身体はあくまで総合力。
五感をまんべんなく使って脳に刺激をあたえることが大切なのだと思います。
そんなことをお話しした第2回めの「カラダのことクラス」でした。
知るだけではない、役立つ解剖生理学「カラダのことクラス」の詳細はこちらです。
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