10月4日で100歳になられる日野原重明先生の百寿のお祝いを兼ねた講演会とパーティがありました。
この日も先生は2.30に就寝して6.30に起床、
朝からカンファレンス、回診をこなし、
午後はこの講演会とパーティ…
驚くほどのエネルギーです。
講演会で先生がお話をされていたのが実質1時間半ほど。
人の前話をするというのは集中力がいる作業。
ずっと立ちっぱなし。
それだけでも十二分にパワーをいただけました。
先生は開口一番「日本の臨床医の質は二流以下です」と。
これは臨床医に限ったことではなくて、日本の教育システムのまずさからくる問題なのだと思います。
自分の頭で考える力が低下している、想像力が欠如しているなと私も思います。
”考えているつもり”にさせるものが多すぎる。
そんな状況の中、それではいけないと、先生は日本の医療を変えるために、医学教育を変えるべく、10年計画をお持ちだとか。
110歳…。
ご講演の中に「わかれの儀式」というのもがあり、
唇に湿りのタッチと握手
わかれの声かけ
などがありました。
身内をハンドトリートメントをしながらみおくった私にとっても、
ハンドボンディングケアを考える私にとっても、
先生がなぜそこに”握手”を入れていらっしゃるかという意図をしりたくなって、質問をさせていただきました。
そのお答えは週末、神戸でのハンドトリートメントクラスのご報告の中に盛り込みたいと思います。
それにしても素晴らしき100歳であらせられます!
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