11月6日(日)午後
にっぽんの精油(和精油講座)はクスノキ(カンファー)・クロモジ・ニオイコブシ・ミズメザクラを取り上げました。
クスノキは先週末に福岡でもみてきたばかりですが、
生育地としては関東以南、どこでも見られる樹木ながら、
多いのは近畿圏(畿内)や九州。
日本でも古来、さまざまな用途に使われてきましたが、
クスノキから得られる樟脳(カンファー)は重要な産業の一つでもありました。
お塩同様に専売もの。
ですが、現在はこの樟脳をとっているのは日本ではただ一カ所のみになってしまっているそうです。
もったいない。
アロマテラピーにも、そして何と言っても防虫に使える良いエッセンシャルオイルです。
香りは嗅いだとたんにふわっと入ってくるさわやかな香り、
さらに、その奥にはどっしりとした揺るぎなさをもつ香りです。
ちょっと疲れてしまったとき、誰かの肩に寄りかかりたい気分、そんなときにお薦めです。
と、気がついたらクスノキ(カンファー)についてばかり書いてしまいましたが、
クロモジは和精油の中でも、おそらく人気1、2位を争うほど心地の良い香りと使い勝手の良さ(カラダにもスキンケアにも!)があります。
ニオイコブシはまだまだ珍しくて、高価ではありますが、サロンでもとても人気です。
透明感と気高さと、そして強さがある香り。
時間が経ってもあまり香りが変わらず、香り自体も強いので、他の精油なら3滴使い時でも1滴で十分に働いてくれます。
香りはまったく異なりますが、そんなところはローズに性質がにているかもしれません。
外国の精油にもそれぞれ魅力はありますが、日本の香りは外国の香りとはまた違った安心感と心地よさがあります。
コンスタントに利用して、日本の精油産業を維持発展できるといいなと思います。
来月は4日(日)と6日(火)
ともにミカン科をとりあげます。ユズ、土佐小夏、そして山椒(サンショウ)の3種。
ユズはクロモジと並んで人気の高い和精油、にっぽんの香りです。
生活の中にとけ込んでいるユズは、アロマテラピーでも使いやすい精油の一つ。
そしてダークホースは山椒。これ、意外にもサロンで人気がある精油なのです。
クラスの詳細はこちらweb siteで。
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