12月26日(日)
年の瀬も押迫った今日、midiでは最後のクラス「にっぽんの精油」講座がありました。
ようやく「和のアロマ」というものが注目されつつあって嬉しいです。
クスノキ、クロモジ、ニオイコブシ、ミズメザクラは前回の平日クラスに続いて2回め。
回を追うごとに日本の香り、日本の精油がもっている力、可能性を強く感じます。
前回から受講されている方で、「人生が変わってしまうような感じです」とおっしゃった方も。
それほど外国産の香りとはまったく異なるキャラクターを持っています。
それはどちらが良い、悪いではありません。
ただ、日本の香りに対する感受性は日本人だからこそ持ちえるものなのだと思います。
今日のアクティブイマジネーションでもさまざまなイメージが出てきましたが、
イメージは異なっていても、キーワードは共通したものがみられます。
例えば、クスノキは広がりや神聖さ。香りは削りたての鰹節を連想する方が両日ともいらっしゃいました。
クロモジは包容力、明るさ。
ニオイコブシなら強さ、神聖さ、よりどころ、そしてレモングラスに似た香りの要素。
ミズメザクラは湿布。強制力。
嗅いだ感覚はとても大切ですが、成分から精油をみることもとても大事です。
それは、使い方を考察できるから。
どう使うかだけではなく、何に注意をしなければいけないか。
ミズメザクラの主成分であるサリチル酸メチルは、ウィンターグリーンやバーチの主成分でもありますが、私たちにとってプラスの働きは鎮痛や抗炎症。
それゆえに、湿布剤にもつかわれているものの、一方では中毒症状を起こす成分でもあるため、マッサージに使う場合も、使用量や使用頻度には注意が必要です。
販売の際には注意事項を付け加えるべき精油の一つ。
クスノキは古来の使い方、防虫にはとても良い精油ですし、
クロモジはスキンケアにも有効。
今日はクロモジとニオイコブシの芳香蒸留水もみていただきました(前回のクラスの方、ごめんなさい!次回に。)
来年はこの「にっぽんの精油」シリーズの4回め。ゆず、日向夏、山椒をとりあげます。
柚子の香りは無印良品さんのアロマオイルの中でもいちばん人気だそうです。
やはり日本の香り、癒されるのですね。
講座の詳細はこちらです。
1月9日(日)は現在キャンセル待ちの状態ですが、1月13日(木)は残席1になっています。
最近のコメント